工事・計画

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福井県/北陸新幹線福井~敦賀開業/並行在来線に新駅設置検討  [2021年9月17日8面]

 福井県は2024年春の北陸新幹線福井~敦賀間の開業に伴い、JR西日本から経営が分離される北陸本線(敦賀~大聖寺間)について、1日2万人の利用を目標とした「並行在来線地域公共交通計画案」をまとめた。駅駐車場拡充や改札口の新設などアクセスを向上するほか、新駅を設置し新たな需要を生みだす。並行在来線は県や市町、民間企業のほか、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が出資する第三セクターが運行する。
 敦賀駅と石川県境の区間は79・2キロ。18駅のうち無人駅は8カ所。運行本数は旅客が1日102本、貨物が1日33本。利用者は1日約1万9500人(19年度調査)。通勤や通学など日常生活に欠かせないが、北陸3県で最も輸送密度が低く、人口減少で開業10年後に約10%の利用者減が見込まれている。
 計画期間は34年度までの14年間。開業後11年間は1日約2万人を維持することを目標に、人口減による2000人の利用促進に取り組む。
 具体的には▽利便性向上▽駅を中心としたまちづくり▽地域に親しまれる鉄道への転換などの四つの施策を展開。パーク&ライド駐車場や駐輪場を新設して駅へのアクセスを向上させるほか、福井市内の福井・森田駅間(5・9キロ)、鯖江市内の武生・鯖江駅間(5・2キロ)、越前市内の王子保・武生駅間(4・4キロ)の3区間で新駅の設置を検討する。
 駅設置の可能性を調査した上で、国の幹線鉄道等活性化事業費補助などの活用を念頭に沿線市町と協議を進める。福井・森田駅間では3カ所が候補に挙がっている。
 駅を中心に居住機能や福祉・医療、商業などの機能も誘導し、既存駅を「地元から親しまれる駅」に改修する。12月には第三セクターの社名を公募する。
 第三セクターの資本金は約26億2000万円を想定し、県が14億円、市町が4億円、民間企業2億円、鉄道運輸機構が約6億2000万円をそれぞれ出資する。経営を支える基金も設置する。

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