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茨城県笠間市/道の駅開業/農業観光振興に期待  [2021年9月17日5面]

山口伸樹市長(左から5人目)、大井川和彦知事(同6人目)らのテープカット

感染症対策を徹底して来場者を受け入れた

 茨城県笠間市が整備していた「道の駅かさま」が16日に開業した。農産物や地域の名産品販売店、飲食店などで構成。非常時には地域の防災拠点になる。地域活性化のための企画が優れ、整備を積極的に支援する国土交通省の「重点道の駅」の一つ。市らが出資する第三セクター・道の駅笠間が運営する。設計は柴建築設計事務所。株木建設・仙波建設JVが施工した。
 所在地は世界基準のコースを備える笠間芸術の森公園スケートパーク近くの手越22の1。北関東自動車道友部ICから約2キロの国道355号沿いに位置する。敷地面積約3・5万平方メートル。建物はS造平屋3059平方メートル。市のPRエリアや情報発信施設、フードコート、名産の栗のデザートなどを提供するカフェ、多目的広場などもある。採石場が観光地にもなっている稲田石を使ったモニュメントを置いた。3台のキャンピングカーサイトを含む350台以上収容の駐車場を備える。事業費は29・5億円。国交省の社会資本整備総合交付金をはじめ政府の交付金5・5億円が投じられた。
 道の駅かさまは、JA常陸からの農産物直売所の移転要請を受け、市が整備に乗り出した。周遊バスやシェアサイクルとデジタルサイネージなどの情報発信設備を駆使した観光ゲートウエーの形成、広域防災活動拠点の整備、売れ残った農産品の再利用などの企画が評価され、重点道の駅に選定された。道の駅笠間が指定管理者となって運営する。
 開業に先立って、モニュメントの除幕とテープカットを行った。笠間市の山口伸樹市長は整備の目的を「農業生産者の所得向上と観光のゲートウエー」と説明した。その上で「計画から5年。ここから市内に足を運んでほしい。地元に喜んでもらい愛され、寄ってみたい道の駅にしたい」と運営に意欲を見せた。来賓の大井川和彦知事は「(ほかの道の駅に)埋没しない努力が必要になる。笠間焼をはじめ名産があり、差別化に有利」と期待を寄せた。額賀福志郎自民党衆院議員は「地域の魅力を発信してほしい」とあいさつした。

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