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淺沼組/名古屋支店リニューアル完成/自然素材をふんだんに活用  [2021年9月21日3面]

新装された名古屋支店ビル

 淺沼組がSDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指した「グッドサイクルプロジェクト」の初弾として実施していた名古屋支店ビル(名古屋市中村区)のリニューアル工事が16日に完了した。完成から30年が経過したビルを、木や土など自然素材をふんだんに使用し、エネルギー使用量も抑えた人と環境に優しい建物にリニューアルした。
 同ビルの所在地は名駅南3の3の44。S造地下1階地上8階建て延べ約2780平方メートルの規模。プロジェクトでは既存躯体を最大限生かしながら、最新技術や自然素材を可能な限り活用し、建物の価値を高めた。ビルの正面外装には同社発祥の地である奈良県の樹齢が130年に達する吉野杉を採用。壁や天井の内装は建設発生土をアップサイクルしたブロックなどを使っている。建物が寿命を迎えた時、材料の転用可能性を担保するとともに、「土に還る」建築を目指した。
 同社は4月、地球環境に配慮した新しいリニューアルブランド「ReQuality」を立ち上げた。建築家・川島範久氏の協力を得て、同ビルのリニューアルでブランドコンセプトを初めて具現化した。
 工事期間中には、サステナブルな建築を社員や関係者に意識してもらうため、土壁を塗るワークショップも開催。約120人が参加した。
 同社によると、同ビルのリニュールは建て替えに比べ、建設時の二酸化炭素(CO2)排出量が約85%削減できた。運用時のエネルギー消費を従来の半分以下に抑えた「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル) ready」の認証取得を予定している。

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