行政・団体

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

国建協/小沢海外功労賞に5人選定/9月29日に表彰式  [2021年9月22日2面]

青木博氏

阿南正典氏

折下定夫氏

佐伯登志夫氏

花木茂夫氏

 国際建設技術協会(国建協、橋場克司理事長)は、国土開発や建設分野の国際協力に貢献した個人や企業を表彰する第40回「小沢海外功労賞」の受賞者を決めた。個人部門は5氏を選出。法人部門の応募はなかった。表彰式は29日に東京都千代田区のアルカディア市ケ谷で開く定時総会で行う。
 受賞者はパデコインフラ開発部理事の青木博氏、大日本土木海外支店土木部専門部長の阿南正典氏、オリエンタルコンサルタンツグローバル総合開発事業部港湾部プロジェクト部長(参事)の折下定夫氏、日本工営コンサルティング事業統括本部交通運輸事業本部港湾空港事業部航空部顧問の佐伯登志夫氏、三井住友建設国際支店理事の花木茂夫氏。
 受賞者の海外での主な業務実績を見ると、青木氏は1985年から3年間、国際協力機構(JICA)の専門家としてマレーシア道路公団の技術顧問を務めた。その後はジョージアやウクライナ、ルワンダなど紛争後の混乱が続く国で案件形成や詳細設計、事業監理を担い、円借款事業の形成に貢献している。
 阿南氏は通算21年間海外に駐在し、8カ国14件の建設プロジェクトに携わった。無償援助事業では電気や水道、車道といったインフラが不十分な場所、コンクリートに必要な水と砕石がない離島など厳しい施工条件を乗り越え、現地への技術移転などに尽力した。現在はタジキスタンでアジアハイウエーの一部となる道路の施工に取り組んでいる。
 折下氏は現地のニーズに応じた技術を数多く開発している。埋め立て地に港湾と水産関連施設を建設したインドネシア・ジャカルタ漁港の事業では、外貨を使わず現地の材料と労働力を使いたいという政府の要望に対応した軟弱地盤対策を行った。現在は国際協力の広報活動を積極的に行っている。
 佐伯氏は「羽田国際空港D滑走路建設事業」(東京都大田区)で統括設計技術者を務めた経験から、事業で得た最先端技術を海外の数多くの空港整備事業で活用。日本の技術の普及に貢献してきた。
 花木氏は海外業務に約18年間従事している。工程の厳しかった「インドネシア国ジャカルタMRT建設工事CP106」では豊富な知識と経験を発揮し順調に工事を進め、当初の予定通り開通させた。現地の技術者の教育にも力を注いだ。
 小沢海外功労賞は20度までに個人166人と法人52社が受賞している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。