工事・計画

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

千葉県富津市/旧小久保ダム跡を官民連携で活用/11月15日まで事業者募集  [2021年9月22日5面]

旧小久保ダムの現状。多少の水が残る(富津市提供)

 千葉県富津市は2014年に廃止したアースダムを官民連携で利活用する。民間が自由な発想で利活用策を提案する。事業方式は有償賃貸。提案では残存している構造物の一部取り壊しも認める。廃止したダムを官民連携で利活用する取り組みは全国でも珍しい。
 旧小久保ダム(小久保1239ほか)は上水道の水源として市が開発した。供用開始は1981年。堤高29・5メートル、堤頂長140メートル、堤体積20万立方メートルの規模。供用時の総貯水容量は32・6万立方メートルだった。上水道の供給水量が減ったため14年3月で廃止し、現在は常時放流の状態になっている。
 「旧小久保ダム利活用」の事業者を選定する公募型プロポーザルを16日に公告した。市は市有地となっている堤体と元の湛水域の合わせて9万1151平方メートルを民間事業者に貸し付け、周辺の自然を生かした事業を展開してもらう考え。再貯水や余水吐き撤去など大規模な現状改変は認めない方針だが、旧観測施設や倉庫、電柱などは事業者が解体できる。水道、電気などのインフラは市と協議の上、事業者側で整備する必要がある。貸付基準額は月額47万1509円以上。ただし議会の承認があれば基準額以下での貸し付けも認める。契約期間は10~20年の範囲で協議して決める。
 10月1日に説明会と現地見学会を開く。プロポの参加申請を11月15日まで資産経営課資産経営係への持参か郵送で受け付ける。提案書などの提出期間は同16~30日。12月20日のプレゼンテーション審査を経て、2022年1月中旬に契約候補者を決める。同2月に契約する予定。プロポーザルには単体かグループが参加できる。土地の買い取り希望があった場合は協議に応じる方針だ。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。