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JR西日本、ソフトバンク/10月から滋賀県野洲市で自動隊列走行BRT試験を開始  [2021年9月28日22面]

専用テストコースイメージ(報道発表資料から)

 JR西日本とソフトバンクは27日、自動運転と隊列走行技術を用いたバス高速輸送システム(BRT)の実証実験を滋賀県野洲市のJR網干総合車両所宮原支所野洲派出所に建設中の専用テストコース(面積約2万2800平方メートル)で10月から開始すると発表した。連接バスと、複数のバスによる隊列走行を自動運転で行うテストコースは国内初という。2020年代半ばの営業運転開始を目指す。地方都市での実用化のほか、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場への導入提案も視野に入れている。
 両社は、まちづくりと連携した次世代の移動手段を実現しようと「自動運転・隊列走行BRT」の開発プロジェクトを20年3月に立ち上げた。総事業費は約20億円。これまでに専用道を走る新型BRT開発・実証実験に必要なテストコース整備などの準備を進めてきた。テストコースは半年前に着工した。設計はジェイアール西日本コンサルタンツで、施工は大鉄工業。
 テストコースでは連節バスと大型バス、小型バスを使い、車種が異なる自動運転車両が合流して隊列走行するテストなどを行う。既存技術を組み合わせ最先端のBRTの技術を確立し、システムの標準的なパッケージをつくる方針だ。
 今後、専用道BRTの安全性・定時性・速達性を実現し、自動運転・隊列走行の早期実用化を目指す。三種類のバスを組み合わせた、需要に応じた柔軟な輸送力確保と、ローコストな輸送手段の可能性も検証する。
 鉄道など他の交通手段と連携し段差の少ない交通網の実現や、運転手の不足の解消にも役立てる。
 最高時速60キロでの自動運転を想定。自治体と連携し事業実現を目指す。赤字ローカル線の交通手段転換の選択肢の一つにもする。

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