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凜/水産庁漁港漁場整備部整備課海外水産土木専門官・田村真弓さん  [2021年10月4日10面]

田村真弓さん

 ◇働くことの意味を強く意識
 学生時代は環境工学を専攻し、ビオトープづくりに情熱を注いだ。食を支える産業や農山漁村地域の活性化に関心があり、農林水産省への就職を志望。水産庁初の女性土木技官として総合職で採用された。入庁から16年目を迎えた今年、海藻で二酸化炭素(CO2)を吸収する「ブルーカーボン」の調査事業の立案を検討してきた。
 在籍する漁港漁場整備部はコンパクトな組織だが、漁業協同組合が提出した施設整備計画への対応、漁村の活性化対策など担当は広い。国土交通省東北地方整備局に2012年から2年間出向し、東日本大震災で被災した港湾と海岸の復旧で技術支援などに奔走した。「現場に近い場所で仕事ができる貴重な時間だった」と振り返る。
 育児休業を経験して仕事に対する考え方が変わった。育児と仕事を両立するにはどうしたらいいのか。こう考えると、結局どちらも時間の制約ができてしまう。家族との時間が大切なのはもちろんだが、「働く意味ややりがいを強く意識するようになった」。
 9月から再び産休に入り、復帰は1年後を予定している。ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)の取り組みがより広がり、「柔軟で多様な働き方が評価されるようになれば」と思っている。「役人の志は『役に立つ人』。世の中のため地域のために働きたい」と前を向く。(たむら・まゆみ)

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