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鹿島、竹中工務店、デンカ/カーボンネガティブコンクリ実現へ共同研究  [2021年10月11日1面]

ECMセメントの材料構成(報道発表資料から)

 鹿島と竹中工務店、デンカの3社は、カーボンニュートラルに貢献する次世代コンクリートを共同研究する。セメントの6~7割を高炉スラグ粉末に置き換えた低炭素型コンクリートと、世界で唯一実用化している二酸化炭素(CO2)吸収型コンクリートの製造技術を融合。廃材をリサイクルしつつCO2を固定化する材料も活用し、製造すればするほどCO2の削減につながる「カーボンネガティブコンクリート」の実現を目指す。
 低炭素型の「ECM(エネルギーCO2ミニマム)コンクリート」は、鹿島や竹中工務店らが開発している。コンクリートの主材料であるセメントの6~7割を高炉スラグの粉末に置き換え、コンクリートの製造段階でCO2の排出量を6割減らす。
 鹿島やデンカらが実用化したCO2吸収型のコンクリートは「CO2-SUICOM(シーオーツー・スイコム)」。セメントの半分以上をデンカが開発した炭酸化混和材「LEAF」と高炉スラグなどの産業副産物に置き換える。さらにコンクリートの製造段階でCO2を大量に固定化するため、CO2の排出量が実質ゼロ以下になる。
 CO2を固定化した材料は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の採択事業で竹中工務店が開発している「CCU材料」を使う。3社は三つの技術を融合し、個々の技術では実現できない高いレベルのカーボンネガティブコンクリートを開発する。

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