論説・コラム

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回転窓/参加を導く努力を  [2021年10月15日1面]

 菓子メーカーの亀田製菓が商品の味付けをテーマにキャンペーンを展開中だ。わさび味と梅しそ味の柿の種に、辛さや酸っぱさを強める要望が寄せられたが、どの程度が良いのか定まらない。そうであれば顧客に聞こうと「全国統一品質審査」と銘打った▼PR動画では、本気で悩む同社にタレントのマツコ・デラックスさんが「世に問うべきよ」と促す。現行製品と辛さなどを強めた再現レシピを比べてもらい、最多得票の味は期間限定で商品化する予定だ▼参加を促す試みは広告戦略の王道の一つ。重要なのは「もう少しこうなれば良いのに」という受け手の気持ちを上手に引き出すこと。言いたいことを発言する場があると、能動的な姿勢が湧き上がる▼14日の国会で衆院が解散された。新型コロナウイルス対策、経済活性化、外交など課題は山積み。19日公示、31日投開票の日程も正式に固まり選挙モードに入った▼将来の道筋を決める大事な選挙だ。最も問われるのは国民一人一人の姿勢なのだろう。だからこそ、政治の側が他党との違いを含めしっかりと政策を説明して、投票という形の参加を導き出してもらいたい。

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