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日特建設/小口径杭掘削機を開発/2t以下に分解し山岳現場へ輸送可能  [2021年10月25日3面]

クローラーをハの字に広げて掘削の試験施工

 日特建設は山岳部の鉄塔現場に特化した基礎杭打設用の小口径杭掘削機を開発した。掘削用ハンマーを取り付けるアタッチメントを汎用(はんよう)型のバックホウがベースの建設機械に装着する。モノレール型搬送システムでの輸送を想定し2トン以下に分解が可能。11月中旬から実現場に導入予定という。基礎杭打設の生産性がアップする工法として普及を目指す。
 開発した小口径杭掘削機は、3トン規模のモノレールで山岳部の施工現場に運搬する。▽ハンマーを取り付けるリーダー部(1・6トン)▽運転席・バックホウ本体(1・9トン)▽クローラー・排土板部(1・94トン)-の三つに分解でき、総重量は5・44トン。機体サイズは全長4076ミリ、幅2290ミリ、高さ3726ミリ。掘削長は約20メートル以下で、直径350~400ミリ(ケーシング装着時)の掘削に対応可能だ。
 クローラーがハの字に広がり機体の安定性を保持する。55度まで開閉し杭施工箇所の作業エリアを広く確保。リーダー部を左右10度ずつ傾ければ斜杭も施工できる。従来機は組み立てに2~3時間が必要だった。小型化と設計効率化で1時間30分程度に短縮可能と見込む。
 同社は栃木県鹿沼市で21日に試験施工を実施した。直径350ミリ、長さ5メートルのハンマーで地面を掘削し、機械の安定度や部材の耐久性などを確認。同社事業本部の石丸健治執行役員副本部長は「安全性と施工品質の確保を目指して開発した。改良を重ねてさらに進展させたい」と述べた。遠隔操作機能も導入して安全性をより高める方針だ。

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