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建設技術研究所/12月にスマホ用アプリリリース/歴史的建物をARや音声で案内  [2021年11月9日3面]

スマホ用アプリのトップ画面

音声案内画面

 建設技術研究所は、街中に点在する建築物や土木構造物などを案内するスマートフォン用アプリ「マチカシ江戸東京」を12月にリリースする。衛星利用測位システム(GPS)で利用者の位置を捕捉しながら、音声とAR(拡張現実)で歴史的価値の高い構造物を案内する。業務効率の向上にVR(仮想現実)やARの活用が拡大する中、同社はアプリ開発で得た知見を技術開発などに生かす。
 スマホ用アプリは、同社グループのCTIグランドプラニング(福岡市中央区、石本俊亮社長)が中心となって開発した。コンテンツは「舟めぐり」と「街めぐり」の2種類を用意する。GPSでユーザーの位置情報を捉え、地図に表示。音声ガイドと画像で東京都内の名所などを案内する。
 舟めぐりは、東京都内に架かる橋梁や川沿いの建物などを写真や浮世絵などを交えて可視化する。街めぐりも同様、舟めぐりで運行した河川周辺エリアに点在する歴史的価値の高い土木構造物などを案内する。
 一般向けの利用を前に、建設技術研究所は舟めぐりの試作版を江戸東京再発見コンソーシアムが主催するクルージング「お江戸日本橋舟めぐり」に使用した。今後はスマホ画面に表示する文字サイズやGPSの補足精度の改良などを推し進める。アプリはアップルが運営するソフトウエア配信サイトApp Storeで入手可能。今後はコンテンツの拡充も進める考え。
 アプリ開発を通じ、同社は「地下埋設物を表現したりコンクリート内部の配筋状況を可視化したりする技術に応用する」(国土文化研究所)考え。目には見えない構造物の状態をARで確認し、業務効率の改善に役立てる。

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