工事・計画

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兵庫県西宮市/西部・東部処理センター焼却施設を統合/32年に稼働開始  [2021年11月10日8面]

 兵庫県西宮市は、西部総合処理センター(西宮浜3)と東部総合処理センター(鳴尾浜2)の焼却施設を統合し、2032年に稼働開始する方針を固めた。統合施設の建設場所は西部総合処理センター敷地。整備費は400億~500億円を想定している。当初、施設の老朽化が著しい西部総合処理センターで単独建て替えを計画していたが、国の方針を踏まえ集約化を決めた。これに伴い、西部総合処理センターは焼却施設、東部総合処理センターは破砕選別施設とペットボトル圧縮施設として再編される。
 現西部総合処理場(敷地約4・1ヘクタール)は焼却施設と破砕選別施設で構成し、1997年に供用開始。このうち焼却施設は延命化工事を実施、耐用年数を延長しながら稼働している。形式はストーカ炉で最大処理能力は日量525トン(175トン×3炉)。現在は1炉を休止しているため、実質処理能力は日量350トンとなる。破砕選別施設の処理能力は5時間当たり110トン。
 東部総合処理センター(敷地約3・8ヘクタール)は12年に供用開始。現在は焼却施設とペットボトル圧縮施設で構成する。焼却施設の形式はストーカ炉で、処理能力は日量280トン(140トン×2炉)。
 市は東部総合処理センター敷地内の未利用地に、DBO(設計・建設・運営)方式で新たな破砕選別施設の整備を計画。26年の供用開始に伴い、西部総合処理センターの破砕選別施設の廃止を予定している。
 両センターの統合焼却施設は西部総合処理センター破砕選別施設の跡地を含めた同センター敷地で整備する。新施設の32年の稼働開始とともに、同年に耐用年数を迎える東部総合処理センターの焼却施設は廃炉となる。新施設の計画処理能力は日量529トンを想定。施設規模は24年ごろに最終決定する見込みだ。
 新施設が稼働すれば、運営コストの低減と発電効率の向上によるエネルギー回収の増加で、稼働後次年度以降の28年で約50億円の市の財政負担削減が見込めるという。
 市は現在、「西部総合処理センター焼却施設整備に伴う施設基本構想策定業務」を復建調査設計に委託(履行期限21年度末)。21年度に基本構想、22年度に基本計画をまとめる予定。順調に進めば、破砕選別施設の解体後、27年度に着工する見通しだ。

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