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凜/日本工営中央研究所先端研究センター気候変動研究室・松村明子さん  [2021年11月15日10面]

松村明子さん

 ◇水でより良い社会づくりを
 幼い頃からさまざまな自然現象に興味津々だった。歳を重ね高校、大学に進学しても気持ちは変わらず、大学院で気象学の研究に没頭した。テーマは温暖化が原因で発生する海面上昇や3カ月先の季節予報など。「学生時代に培った知識を役立てたい」という一心で、就職先は社会や自然環境が業務領域の建設コンサルタントを選んだ。
 入社後の配属は防災関連のシステム開発を担う部署。気候変動に伴う降雨量の変化などを解析する業務に携わった。4年間の勤務を経て念願だった中央研究所へ。応用水理グループの一員として水文解析などを担当している。
 水不足が頻繁に起こる地域にとって、ダムは水の安定供給に不可欠な存在。「ダムを適正配置する上で基礎になる」水文解析はなくてはならない作業だ。各地で進行する渇水は温暖化の影響も大きく、「世界規模で解決するべきだ」と問題意識を強く持っている。水資源を巡るさまざまなリスクを評価する仕事に誇りとやりがいを感じている。
 私生活では2人の子育てに奮闘中。仕事と家庭の両立は簡単でなく、時にさじを投げたくなることもある。それでも子どもの笑顔を見ると、よし頑張ろうと思える。将来の目標は「社会問題の解決や新ビジネスの創出に貢献できる研究者」になること。夢をつかみ取る日まで、ママと研究職の二役で前に進み続けようと思っている。(まつむら・あきこ)

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