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大成建設、北海道室蘭市/浮体式洋上風力の技術開発で連携/供給網構築など  [2021年11月18日1面]

田中副社長〈左〉と青山市長(大成建設提供)

 大成建設と北海道室蘭市は17日、室蘭港での浮体式洋上風力発電関係の技術開発などで連携することで合意した。連携内容には市内での洋上風力発電関連産業の地域サプライチェーン(供給網)の構築、再生可能エネルギーや水素活用などによるカーボンニュートラルの実現などを盛り込んだ。同日市内で調印式を開き、大成建設の田中茂義代表取締役副社長執行役員兼土木本部長と室蘭市の青山剛市長が出席した。
 室蘭港は絵鞆半島によって太平洋から遮蔽(しゃへい)された静穏な入り江。そのため洋上浮力発電設備の輸送や作業への影響が少なく、洋上風力関連産業の展開が見込まれるエリアとして期待されている。市内では浮体式洋上風力発電関係の技術開発に必要な一定規模の土地の確保も可能であることから、連携の合意に至った。
 今回の連携に当たり、大成建設の田中副社長は「洋上風力発電関連の大型プロジェクトを安心・安全に進めるためには検討すべき多くの課題がある。一つずつ着実に検証を進めてノウハウを獲得していくに当たり、室蘭市との包括連携協定は貴重なフィールドを得る大きな機会だ」と期待を込めた。青山市長は「洋上風力関連産業を当市の新たな産業軸のひとつと捉え、大成建設を新たな地域の仲間としてお迎えし、また既存地域企業の経済活動躍進の機会を創出していく」と述べた。
 大成建設は2018年度から環境省の地域連携・低炭素水素技術実証事業を事業代表者として室蘭市内で実証中。今後は室蘭市と水素利用普及でも連携をしていく。

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