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国交省/月面開発推進プロジェクト対象技術10件選定/ゼネコンら参画  [2021年11月19日1面]

熊谷組らが提案したプロジェクトの実施イメージ(国交省報道発表資料から)

 国土交通省は「宇宙無人建設革新技術開発推進プロジェクト」の開発対象技術を10件選んだ。月面での活動拠点建設を見据え、無人化施工など3分野の技術開発に集中投資する。公募で選んだ事業者と委託契約を締結。実現可能性調査や建設現場での実証などに取り組み、2025年度までに基盤技術の開発を終える。知見は通常工事にもフィードバックする。
 選定した技術は30年ころまでの実用化が目標になる。国際的な宇宙開発プロジェクトに参画し月面基地建設で貢献を目指す。内閣府が主導する「宇宙開発利用加速化戦略プログラム(スターダストプログラム)」の一環になる。国交省と文部科学省は「無人建設革新技術開発推進協議会」を設置し技術開発の提案を募集していた。
 選定した技術開発は次の通り。▽テーマ=実施者。
 【自動化・遠隔化】
 ▽月面の3D地質地盤図を作成するための測量・地盤調査法=立命館大学、芝浦工業大学、九州大学、海上・港湾・航空技術研究所、アジア航測
 ▽重力に依存しない杭圧入技術/インプラント工法の宇宙空間での適用可能性に係る調査=技研製作所
 ▽索道技術を利用した災害対応運搬技術の開発=熊谷組、住友林業、光洋機械産業、加藤製作所、工学院大学
 ▽建設環境に適応する自律遠隔施工技術の開発-次世代施工システムの宇宙適用=鹿島、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、芝浦工業大学
 ▽自律施工のための環境認識基盤システムの開発および自律施工の実証=清水建設、ボッシュ
 ▽月面建設機械のデジタルツイン技術構築=コマツ
 【建材製造】
 ▽月資源を用いた拠点基地建設材料の製造と施工方法=大林組
 ▽6軸3Dプリンターによる高強度炭素繊維強化プラスチック(CFRP)建材の製造=早稲田大学、東京理科大学
 【簡易施設の建設】
 ▽膜構造を利用した月面インフレータブル居住モジュールの実現可能性検討=清水建設、太陽工業、東京理科大学
 ▽月面における展開構造物の要件定義および無人設営検討=大林組。

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