企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

大末建設/30年までの成長投資に100億円/DXやBIM、領域拡大など  [2021年11月19日3面]

 大末建設の村尾和則社長はオンラインで17日に会見し、2030年までに100億円の成長投資を実施する考えを明らかにした。DX(デジタルトランスフォーメーション)やBIM、カーボンニュートラル関連の技術開発などが対象になる。経営戦略では20年代前半に本業の収益性を改善。後半は不動産業への進出など業容拡大に取り組む。土木事業に再進出する意向も示した。現中期経営計画は最終年度を25年3月期に延長する。
 同社は20年5月に2030年ビジョンを策定し、連結売上高で1000億円を目指す目標を設定している。村尾社長は「1000億円を実現するには取り組みを一層強化する必要がある」と指摘。3カ年の中期経営計画を着実に進めながら成長投資や株主還元、コーポレートガバナンス(企業統治)の強化を推し進め、企業価値の向上を目指すとした。
 25年3月期までのステップ1に50億円を投資し、建設現場を中心にDXや工業化、BIM導入などを推進する。50億円を超える大型案件の受注活動も強化していく。
 30年までのステップ2も50億円の投資を計画する。カーボンニュートラルへの対応を重要課題の一つに位置付け、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)、木造などで技術開発を推進。再生可能エネルギーなど環境事業への進出も目指す。
 両段階ともM&A(企業合併・買収)や専門人材の登用を積極活用する考え。村尾社長は「2030年ビジョンを実現し企業価値を高めるには、より果敢な成長投資に加え、株主価値向上の視点を取り入れる必要がある」と強調。中期経営計画の最終年度を23年3月期から25年3月期に変更し、経営改革により力を注ぐ。25年3月期の目標として連結売上高800億円、流通株式の時価総額100億円を目指す。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。