論説・コラム

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回転窓/どうなる黄金色のトンネル  [2021年11月24日1面]

 秋の深まりが感じられるようになり、朝晩の冷え込みが身に染みる季節になった。東京の都心部でもイチョウの葉が黄金色に色づき、東京・明治神宮外苑のイチョウ並木は先週末、美しい景色をめでる人でにぎわった▼新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除され、行楽地を訪れる人も増えているそう。歴史を感じさせるたたずまいの神社仏閣と赤や黄色に色づいた紅葉。京都市内では日本の秋らしい幻想的な景色が来月初旬まで楽しめる▼少し前、イチョウ並木にも関係がある神宮外苑の再整備に関連し、東京・新宿区の審議会が新しいラグビー場のデザインで慎重な対応を求める意見をまとめた。55メートルという建物の高さに委員から周辺との調和が不安という懸念があったそう▼東京の都心では大規模な再開発が相次ぐ。プロジェクトを検討する企業などは採算性だけでなく景観や環境への配慮もおろそかにはしていないはず。それでも慣れ親しんだ街の姿、多くの人が好む景観を大きく変えることには慎重な対応が必要なのだろう▼黄金色のトンネルの先にある聖徳記念絵画館は2026年10月に完成から100年を迎える。

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