工事・計画

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12月18日に三陸沿岸道全線開通/仙台市~八戸市359キロが直結/東北整備局  [2021年11月24日6面]

 東北地方整備局が東日本大震災からの復興のリーディングプロジェクトとして整備してきた復興道路の「三陸沿岸道路」(仙台市~青森県八戸市、延長359キロ)が12月18日、全線開通する。未開通区間の普代IC~久慈IC間の延長25キロが供用を開始することで、震災から10年の大きな節目に大動脈となる高規格道路ネットワークが完成。仙台から八戸までの所要時間が5時間13分に、これまでより3時間20分短縮されるなど利便性が高まり、観光や産業の振興と物流の効率化といった効果が大きく期待される。
 太平洋沿いの縦軸となる復興道路の三陸沿岸道路とともに、内陸の東北自動車道を結ぶ横軸の▽宮古盛岡横断道路(岩手県宮古市~盛岡市、66キロ)▽東北横断自動車道釜石秋田線(岩手県釜石市~花巻市、80キロ)▽東北中央自動車道(福島県相馬市~福島市、45キロ)を復興支援道路として順次、供用。
 東北整備局では「10年間で550キロをつなぐ」という大プロジェクトの命題に対し、地元自治体との連携で事業化から1年以内に着工する「即年着工」や官民の技術パートナー組織として立ち上げた「事業促進PPP」の仕組みを取り入れるなど早期開通にも大きな弾みをつけた。
 宮城県が復興支援道路として整備してきた「みやぎ県北高速幹線道路III期(佐沼工区)」も12月17日の供用開始を発表。
 村井嘉浩宮城県知事は「災害時にも有効に機能する防災道路ネットワークが構築され、広域的な産業・観光振興などさまざまな面から大きな効果が期待される」、達増拓也岩手県知事は「三陸沿岸地域全体の復興を力強く後押ししていくものと確信している。道路を活用しながらより良い復興に向けて全力で取り組んでいく」とそれぞれコメントを出した。 

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