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日建経会員/BIM活用実態調査結果/導入率85%、効果実感95%  [2021年11月26日2面]

 日本建設業経営協会(日建経、中村信吾会長)は会員企業のBIM活用実態調査結果をまとめた。導入率は現時点で実用段階に至っていない会員も含め85・0%、BIMの効果を実感している会員は95・0%といずれも高水準だった。今後もBIMの活用状況を定期的に調査し、取り組みの参考にしてもらう。
 調査は会員26社を対象に実施し20社が回答した。調査期間は8月30日~9月25日。9月時点の取り組み状況を集計した。
 BIMの導入状況は「導入済みで活用中」が最多の65・0%。次いで「導入済みだが未活用(検討中や研修中含む)」20・0%、「導入予定」15・0%となり、全体的にBIMに対する前向きな対応をうかがわせる結果となった。
 導入時期を2008年以前までさかのぼって見ると、「16~17年」が40・0%で最も高く、「14~15年」30・0%、「19年以降~現在」20・0%、「18年」10・0%と続いている。実際に導入しているBIMソフトウエアは、ハンガリーのグラフィソフト社が開発した「ArchiCAD(アーキキャド)」が65・0%と大部分を占めている。
 1社当たりのBIM使用者数(常駐職員)は、「5~9人」が30・0%で最多。次いで「2人」「4人」「10~19人」が各15・0%となっている。活用範囲は設計者本人や設計部BIMオペレーター(派遣含む)によるプレゼン用資料の作成や企画設計、基本設計、実施設計、工事監理あるいは工事期間中のチェックが目立つ結果となった。
 活用方法の課題は、自由回答で「詳細の設計になればなるほどBIMを使っての作図はハードルが上がる」「施工や積算など部署を横断した活用が不足」「BIMを使える設計事務所や協力業者が少ない」「BIM推進部等がなく、設計内の一部のものしか使用をすすめていない」などの意見が出た。
 BIM活用の効果も確認。「効果があった」(60・0%)と「効果は実感しているが具体的にはわからない」(35・0%)を合わせると、効果を実感している会員は95・0%に上った。

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