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竹中工務店/建設業務、人事・経理などの一元管理基盤構築/AI活用し意思決定支援  [2021年12月2日3面]

 竹中工務店は、建設プロセスの各業務や人事・経理といったデータを一元管理する「建設デジタルプラットフォーム」を構築した。「データレイク」と呼ばれるビッグデータを集約・蓄積する管理システムと人工知能(AI)などのツールを一体化。意思決定をサポートし、労働時間の短縮を含む業務効率の改善につなげる。2022年度に全業務のデジタル化を目指す。
 建設デジタルプラットフォームは、データレイクを核にしたデータ基盤と労務管理システムなど業務ごとに導入しているアプリケーション群をひも付けした。データレイクから取り出した情報はAI、データを分析し可視化するビジネスインテリジェンス(BI)などを使って評価する。
 評価結果とアプリの連携で、建設プロジェクトだけでなく人事や経理、営業など全業務がサポートできるようになる。構造計算の試算や断面検討を効率化し施工管理人員の予測などに役立てる。協力会社と共同で建設資材の搬入や据え付け状況をBIMと連携したり、施工のデジタルツインを可能にしたりもする。
 構築したプラットフォームと建築生産の変革を打ち出した「竹中新生産システム」で省力化を推進。「22年には現場監督の業務効率を20年比で3割アップさせる」(グループICT推進室)目標を掲げている。
 労働基準法の改正に伴い、建設業も24年4月から時間外労働の罰則付き上限規制の適用対象になる。働き方改革が急務になっている状況を踏まえ、法令順守を目的にプラットフォームを構築した。今後はスマートビルの実現に向けたサービスプラットフォームの「ビルコミ」、ロボットの自律走行を可能にする「建設ロボットプラットフォーム」などとも連携する考えだ。

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