工事・計画

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関東整備局/京成本線荒川橋梁架替/ルート・施工方法を大幅見直し  [2021年12月2日4面]

 関東地方整備局は「京成本線荒川橋梁かけ替え事業」でルートや施工方法を大幅に見直す。地元の意向調査や詳細設計の結果を踏まえ事業計画を変更する。事業費は当初想定していた364億円の2倍を超える730億円に増える。2024年度までだった事業期間も大幅に延長し、37年度までになる。22年度の着工を予定している。1日に開いた「荒川水系河川整備計画フォローアップ委員会」(委員長・田中規夫埼玉大学大学院教授)に報告し承認された=写真。
 周囲の堤防に比べ高さが約3・7メートル低い荒川橋梁(東京都足立区~葛飾区)を約15メートル北側に架け替え、周辺の堤防も再整備する。関東整備局と京成電鉄が共同実施。工事区間は京成関屋駅(東京都足立区千住曙町2の2)~堀切菖蒲園駅(同葛飾区堀切5の1)間の延長約1・5キロ。橋梁の延長は約500メートルを予定している。
 橋梁架け替えなどを京成電鉄、堤防関連工事は関東整備局が担当する。地元の意向を踏まえ用地取得を抑えたルートに変更したため、事業費の大幅増加が不可避になった。新旧ルートが近接するため、橋梁の長さやスパンの延長が必要になり本体工事費が約65億円増える見通し。仮線と本線の切り替えが複雑な多段階方式を採用することで、さらに事業費が約170億円増えるという。変電所の移設(28億円増加)も実施する。
 地質調査で橋脚基礎の根入れ長を伸ばす必要も判明し、約38億円の増額要因になった。用地取得や間接費も増え総事業費が当初予定に対し366億円増える見通しだ。
 フォローアップ委は荒川水系河川整備計画の点検も実施。コスト縮減のための工夫や気候変動を踏まえた視点を盛り込んでいくことを確認した。

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