工事・計画

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福井県/敦賀港港湾計画改訂/鞠山南地区の岸壁延長、ふ頭用地など確保  [2022年1月12日9面]

 福井県は、コンテナ取り扱い量が増加している敦賀港(敦賀市)の港湾計画を改訂した。荷役の効率化や船舶の大型化に対応するため、鞠山南地区の岸壁を現計画の560メートルから810メートルに延ばすほか、背後を埋め立て、ふ頭や港湾関連の用地を確保する。川崎・松栄地区は国際フェリーやクルーズ船専用の岸壁に位置づけ、輸入木材を保管する井ノ口地区は一部を埋め立て、倉庫や物流施設などを立地する。10~15年先の貨物量は2360万トンを目標にする。
 敦賀港の港湾計画は2005年以来、16年ぶりの改訂。既存の鞠山南地区の岸壁は280メートル(水深14メートル)で、東側に280メートル(同)の岸壁を計画しているが、新たに250メートルの岸壁を整備することで最先端技術で効率的な物流を実現する「高規格ユニットロードターミナル」の形成を目指す。
 同地区では西側から延長260メートル(同、コンテナ船用)、330メートル(同、コンテナRORO船用)、220メートル(9メートル、RORO船用)の連続3バースとなり、北海道や九州などと結ぶ船を集約するほか、ばら積み(バルク)貨物にも対応するなど荷物の積み換えをスムーズにする。岸壁の背後には8・2ヘクタールと3・0ヘクタールのふ頭用地と5・3ヘクタールの港湾関連用地を確保し、西側の拡張に伴い臨港道路(2車線)を新設する。ガントリークレーンも設置し、荷役を効率化する。
 鞠山北地区では既設防波堤(1330メートル)の西端から南側に防波堤を300メートル延伸し、防波堤背後は時代の要請に柔軟に対応できる場所として開発保留空間に位置付けた。
 川崎・松栄地区では現計画の延長240メートル(水深8メートル)の岸壁から390メートル(10メートル)に変更し、クルーズ船や外航フェリーの寄港に対応する。陸側には大型モーターボート12隻を収容する小型桟橋1基を計画している。
 井の口地区は遊休化した貯木場を活用し、延長240メートル(水深2メートル)の物揚場とふ頭用地(0・9ヘクタール)を整備するほか、南側の貯木場を埋め立て、新たに4・4ヘクタールと0・9ヘクタールの港湾関連用地を計画する。

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