技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

大成建設ら/マイクロ波給電システムを開発/センサーなどをワイヤレス化  [2022年1月12日3面]

給電のイメージ(大成建設提供)

 大成建設と三菱電機は11日、マイクロ波を使ったワイヤレス給電システム「T-iPower Beam」を開発したと発表した。スマートシティーやZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)に必要な設備であるセンサーやモバイル機器などのワイヤレス化、バッテリーレス化を推進する。
 T-iPower Beamは建物内で稼働する自動ロボットからマイクロ波を建材一体型受電装置に送り、最大25ワットの電力でセンサーやモバイル機器などに給電する。
 開発に当たっては、送電時にマイクロ波が拡散してしまうという課題を克服した。ビームの制御が可能なマイクロ波ワイヤレス送電装置を使い、受電装置以外への電波拡散を低減。建物内外への影響を抑制して給電する。建物内外へのワイヤレス送電装置から発する電波は、専用建材とマイクロ波ワイヤレス受電装置、バッテリーを一体化した建築内装材を使うことで漏えいを防止する。
 スマートシティーの実現やZEBの導入などに向けて、建物内に設置するセンサーやモバイル機器のニーズが高まっている。だがセンサーやモバイル機器を大量に設置する必要があり、電源・通信設備の配線や設備スペースの確保、バッテリー充電や交換などの作業も不可欠だった。メンテンナンスにかかる作業やコストが課題となっている。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。