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北陸整備局/遠隔臨場で初の中間技術検査実施/大河津分水路新第二床固改築で試行  [2022年1月14日7面]

専用ゴーグルを装着し、これから設置するケーソンの内部を確認する本局の技術検査官。スクリーンに写っているのがケーソン内部

 北陸地方整備局は12日、現場に行かずにICT(情報通信技術)を活用して工事の進み具合を確認する「遠隔臨場」を用いた局初の中間技術検査の試行の様子を報道各社に公開した。
 遠隔臨場を中間技術検査に導入しているのは「大河津分水路新第二床固改築I期工事」(新潟県長岡市。鹿島・五洋建設・福田組JV)。当日は新潟市中央区の北陸整備局本局と長岡市の信濃川河川事務所、工事現場の3カ所を遠隔臨場機器で接続して中間技術検査を実施。今後、効果や課題を整理して、他の現場への導入に備える。
 中間技術検査で使ったのは鹿島とリコーが共同開発したVR(仮想現実)を用いた遠隔現場管理システム。専用のゴーグルを装着すれば、複数人がいつでも遠隔から同時参加できる360度ライブ映像機能を備えており、離れた場所にいても現場にいるのと同じような感じで状況を体験できる。
 報道陣に公開したのは中間技術検査の最初の20分ほど。このため、どのような効果や課題があったのかは分からない。
 だが、工事現場3カ所に設置した遠隔臨場機器を通じ、すべて平面の画像ではあるが、本局に設置したスクリーンから、これから第2床固めに設置する3基のケーソンの内部の様子、仮資材置き場に置いてある背面ブロックの寸法、ケーソンの下流側に造る構造物の減勢工鋼殻の状況は確認できた。
 報道陣への公開後には、局職員による遠隔臨場の体験会も行った。
 大河津分水路新第二床固改築I期工事では、床固めの本体の一部となるケーソンを9基据え付ける。3基は既に設置済み。遠隔臨場で見た3基の設置工事は今秋に開始する予定。残る3基は現在、工場で製作中。工期は2023年3月31日までを予定している。

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