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三井住友建設/高性能コンクリ使いデザインパネル開発/開口あるデザイン実現  [2022年1月14日3面]

サスティンクリートを使ったデザインパネル「サスティンWALLゼロ」(報道発表資料から)

 三井住友建設は独自の高性能コンクリート「サスティンクリート」を使ったデザインパネル「サスティンWALLゼロ」を実用化した。サスティンクリートが持つ高強度の特性を生かし、薄型で開口が集中したデザインを実現。原材料にセメントを使わないため、製造時の二酸化炭素(CO2)排出量も削減できる。東京都内の建築現場で設備機器の目隠しパネルとして初適用した。サスティンクリートの建築分野への適用は初めてという。
 パネルは麻の葉文様をイメージした六角形の開口が連なるデザイン。建物のデザインモチーフに合わせた。通常のコンクリートは開口同士が接近していると欠けたりひび割れしたりしやすくなる。高強度のサスティンクリートを使うことでひび割れのないパネルに仕上げた。
 高強度の特性を生かすことで鉄筋が入らない薄さ40ミリのパネルも可能にした。原材料にセメントを使用していないため、CO2排出量は通常の高強度コンクリート使用時と比較して80%以上削減した。
 サスティンWALLゼロを適用したのは、東京都港区で三井不動産レジデンシャルが建設した「(仮称)港区東麻布二丁目計画」工事。建物はRC一部S造9階建て延べ8871平方メートルの規模。ホテル、飲食店、物販店舗などが入る。21年7月に竣工した。
 サスティンクリートは超低収縮や超低発熱、超低炭素、高流動、高強度などが特徴。土木分野ではプレストレストコンクリート(PC)橋梁、プレキャスト(PCa)床版の接合工法などで適用実績がある。今後は建築物の構造部材にサスティンクリートを適用する研究開発を進める。

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