自民党・足立敏之議員/参院本会議で代表質問、盛り土災害未然防止を

2022年5月12日 行政・団体 [2面]

文字サイズ

 国土交通省が通常国会に提出している宅地造成規制法の改正案の審議が参院に移った。11日の参院本会議では斉藤鉄夫国交相の趣旨説明に続き、自民党の足立敏之参院議員が代表質問を行った=写真。足立議員は斉藤国交相に対し、昨年7月に静岡県熱海市で発生した土石流災害への対応やそれを踏まえた法案の内容を質問。気候変動で頻発する大規模災害に備えるため「公共投資をしっかりと増強することで被害を未然に防止することが必要」と改めて訴えた。
 足立議員が参院本会議で登壇するのは初めて。熱海市の現場の復旧状況や周辺地域の再生に向けた取り組みとともに、現行法を改正し制定する「宅地造成及び特定盛土等規制法(盛土規制法)」による規制内容、地方自治体の支援方策などをただした。土石流の被害拡大につながる可能性がある建設発生土の不適切な処理を防ぐため「建設発生土のリサイクル化を加速していくべき」とも主張した。
 斉藤国交相は建設発生土の有効利用に向け「搬出先の適正な確保と利用を図る」と話し、利活用事例集を作成するなど地方自治体をはじめとした発注者が積極的に取り組めるような対策を講じていく考えを示した。将来的な大規模災害への備えとして「今後も必要・十分な予算を確保し、ハード・ソフト施策を総動員することで防災・減災、国土強靱化の取り組みをしっかり進めていく」と語った。