JERA/4カ年の新経営目標、脱炭素など成長投資に1・2兆円

2022年5月13日 企業・経営 [4面]

文字サイズ

 JERA(東京都中央区、小野田聡社長)は12日、2035年を見据えた「新ビジョン」と22~25年度を対象とする新たな経営目標を公表した。掲げた経営目標を着実に達成するため、成長投資として4年間で約1・2兆円を計上。水素やアンモニアを混焼させたクリーンエネルギーを供給するための技術開発などを推進する。脱炭素社会の実現と電力の安定供給につなげる。
 同社は新ビジョンに国内事業で排出する二酸化炭素(CO2)の排出量を13年度比で60%以上削減する目標を設定。再生可能エネルギーの開発と導入拡大などに注力し、火力発電の排出原単位を減らす。
 目標達成に向けた成長分野への投資に▽脱炭素関連=約6500億円▽海外発電・燃料事業=約2500億円▽国内火力発電所のリプレイス=3500億円-の計1・2兆円程度を充てる。
 25年度までに自社保有のガスタービン燃焼器を使い、水素混焼の実証試験を実施する。30年代半ばの商用運転にこぎ着ける考え。アンモニアは50%以上を混焼する高混焼試験を碧南火力発電所(愛知県碧南市)で行い、28年度をめどに商用運転を開始する方針だ。