大阪府門真市/新庁舎エリア整備ビジョン、庁舎・公園広場・防災を一体で

2022年5月13日 工事・計画 [10面]

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 大阪府門真市は、老朽化が進む市庁舎(中町)を含めたエリアの将来ビジョンをまとめた。西側を広場と公園、東側を庁舎整備のエリアに分け、現別館を解体した跡地に新庁舎を建設する。民間活力の導入可能性や公民連携によるまちづくりについて検討することも盛り込んだ。本年度は基本構想の策定に入る。基本構想策定業務は地域計画建築研究所(アルパック)が担当する。
 現庁舎の本館は旧第六中学校の校舎を仮庁舎として使用し、別館は建築から50年余りが経過する。いずれも床面積は5000平方メートル程度。
 2007年に策定した「幸福町・中町まちづくり基本構想」では「防災機能を有する公園」と「市庁舎の建て替えの検討」を基本方針に掲げている。
 今回策定した「市庁舎エリア整備ビジョン」は、エリアのまちづくりの方向性を示すもので、▽庁舎▽公園・広場▽防災-の三つの機能が一体化した拠点づくりを進める。
 まちづくりのコンセプトは「みんなで描き、みんなでつなぐ このまちがキャンバスに」。公園は多様な活動ができる「広場」にすることが望ましいとし、引き続き調査・検討を進める。府道守口門真線沿道部は京阪電車からの景観を確保できる程度に建物の高さを制限し、エリア内を横断する高圧線は地中化に向けて協議する。エリア内を回遊するための動線や歩道の拡幅も検討する。
 庁舎の位置は広場空間を多くするため、南北方向に配置。既存の本館と別館は解体する。新庁舎の規模は総務省の算定基準などを参考にする。
 市では学識者らによる審議会を設置し、庁舎エリアのコンセプトや機能、今後のスケジュールなどを盛り込んだ基本構想の検討を進める。22年度予算には歩道拡幅の測量・調査費なども計上した。