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国交省/インフラ点検・診断資格の登録申請受付開始/第1弾10施設分野  [2014年12月1日1面]

 国土交通省は11月28日、インフラの維持管理業務の品質確保に向けた技術者資格の登録規定を告示し、第1弾の登録申請の受け付けを開始した。対象となるのは、同省所管の10施設分野で点検・診断業務に携わる管理技術者と担当技術者に対応した既存の民間資格。申請期間は19日まで。応募のあった資格を評価した上で、15年1月下旬に登録資格を公示する。
 国交省は同日、登録に当たって国交省に意見を述べる第三者機関として、社会資本整備審議会(社整審、国交相の諮問機関)と交通政策審議会(交政審、同)合同の技術者資格制度小委員会(委員長・木下誠也日大教授)も発足させた。
 第1弾登録の対象施設分野は、▽公園施設(遊具)▽砂防設備▽地滑り防止施設▽急傾斜地崩壊防止施設▽海岸堤防等▽橋梁(鋼橋)▽同(コンクリート橋)▽トンネル▽港湾施設▽空港施設。各分野の点検・診断や一部の維持管理計画(港湾施設)、維持・修繕・更新の設計(港湾施設、空港施設)に携わる管理技術者と担当技術者について、必要な知識・技術と試験要件を登録規定に明記した。
 小委員会の初会合では、申請のあった民間資格の適否を登録要件に基づいて判定するための評価方針も決定。同日、国交省官房技術調査課のホームページに掲載した申請の手引を見れば、申請に必要な事項が分かるようにした。国交省は、民間資格の公募を年1回実施。必要に応じて対象となる民間資格の施設分野を拡充していく方針だ。
 同日の会合では、点検・診断業務に続き、新設時の設計業務などに対応した資格の登録規定の整備に向けた検討も始めた。新設分野について国交省は、対象として道路、河川・砂防、海岸・海洋、下水道、港湾、空港、造園、都市計画、地方計画などの施設分野に加え、横断分野の建設機械、土木機械設備、建設電気通信、地質、土質・基礎、鋼構造・コンクリート、トンネル、建設環境などにも対応した計画・調査・設計に必要な資格制度を検討する考えを示した。
 こうした業務の管理技術者に加え、設計図面をチェックする照査技術者も視野に入れた資格の評価について15年春までに一定の方向性を固め、夏に登録規定を告示。次回の公募に間に合わせる。国交省は、登録する資格について、直轄で発注する業務の入札参加要件にしたり、業務の委託先選定で評価したりする活用策も別途検討。地方自治体の業務発注でも活用するよう促す。

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