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長野県北部地震/国交省/渓流緊急点検結果、危険度Aは5カ所  [2014年12月2日5面]

 国土交通省は、11月22日に長野県北部を襲った地震で被災し、土石流発生の危険性がある渓流の緊急点検結果を公表した。調査対象となった76の渓流のうち、「緊急的な対策が必要または緊急避難体制の確保が必要」な危険度Aは5カ所、「当面は巡視などの警戒の強化が必要」な危険度Bは1カ所、「特に変化はなく緊急度は低いが、降雨状況によっては注意する」とされた危険度Cは70カ所となった。
 調査対象の76の渓流は、長野市と小谷、白馬、小川の3村にまたがる。河川別の内訳は姫川50カ所、土尻川26カ所。現地には北陸と関東の両地方整備局の緊急災害対策派遣隊(テックフォース)が入り、▽河道の閉塞(へいそく)や崩壊の拡大の可能性▽不安定な土砂の堆積や地すべり、流木の状況▽砂防施設などの既設構造物の状況―などを調査した。
 危険度Aの渓流は、小谷村4カ所と白馬村1カ所。危険度Bは小谷村の1カ所、危険度Cは白馬村23カ所、小谷村21カ所、小川村9カ所、長野市17カ所。
 国交省によると、危険度Aと判定した渓流がある地域の一つが小谷村中谷東で、幅約70メートル、延長約300メートルの地すべりが確認された。地すべりで流出した土砂は最下流にある砂防堰堤がせき止めているが、今後の降雨によっては再び土砂の流出などが起きる可能性があるとしている。床固め工と思われる鋼製枠の破損も確認している。
 危険度Bとした1カ所(小谷村梨平)には、流水の濁りや渓流沿いの林道に複数のクラックがあった。最上流にある砂防堰堤は土砂が満杯だが、他の砂防堰堤にはまだ余裕があるとみている。

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