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東京都下水道局/枝線再構築工事12件の入札公告前倒し/技術者不足に対応  [2014年12月2日4面]

 東京都下水道局は、15年4月に予定していた枝線再構築工事(12件)の入札公告の時期を3月に繰り上げる。公表時期を技術者が確保しやすい3月に前倒しして、参加者が集まらないことによる入札不調を防ぐのが狙い。3月2~13日に12件分の入札公告を順次公表し、4月上旬~中旬に入札手続きを開始する。
 都下水道局は、これまで年度内に行う入札公告の最終時期を1月としていた。1月以降に公告して入札手続きを行った場合、受注者との契約時期が来年度になり、事務処理が煩雑になるためだ。
 ただ、入札不調対策の一環として業者に行ったヒアリングでは、毎年3月になると竣工案件も多くなるため、技術者を確保しやすいとの意見が出された。これを受けて下水道局は、特に不調が発生しやすい枝線再構築工事の入札に限定し、来年度に公告する予定案件を3月に前倒しすることとした。さらに参加者側が技術者の配置予定を立てやすくするため、枝線再構築工事の発注見通しに限定して3カ月先まで週単位で公表する。1日に下水道局のホームページに15年3月までの発注見通しを公表した。参加資格などは追加して公表する予定。
 これらの取り組みは、入札不調が特に多いとされる老朽化した枝線の再構築工事に限定する。来年度以降、これらの取り組みを他の工事に適用を広げるかは今回の効果を検証した上で決める。
 枝線再構築工事の予定価格はおおむね1億~4億円程度。工事の時間帯などで制約を受けやすいため、業者が敬遠する傾向にあり、不調が頻発している。都下水道局によると、14年度上期の工事全体に占める不調の割合(不調発生率)は13・2%で、枝線再構築工事はそれを上回るという。

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