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竹中土木/SMWの着底、高精度に管理/リアルタイムに根入れ把握  [2014年12月4日3面]

ボトムシークを初適用した現場の施工状況

 竹中土木は、地下ダム工事で止水壁となるソイルセメント地下連続壁(SMW)が不透水層へ確実に着底しているかどうかを高精度で管理するシステムを開発した。地盤を削孔するアースオーガーのつり荷重や減速機の負荷電流値などを解析し、貫入深度をリアルタイムで把握。不透水層への着底に加え、壁体の根入れ長も高い精度で管理できる。初適用した現場で有効性を確認。今後さまざまな地盤改良工事や杭工事に積極活用していく。
 SMWは、セメントスラリーを原位置で混合・攪拌(かくはん)し、地中に壁体を造成する。地下ダムの止水壁のほか、山留め壁、環境汚染対策の遮断壁、地盤改良・基礎杭工事など幅広い用途に利用できる。
 新システム「ボトムシーク」は、止水壁を不透水層まで確実に着底させ、壁の止水性能を確保するのに活用する。地盤改良機に装着した計測器で、貫入深度に応じたオーガーのつり荷重と減速機の負荷電流値を1秒ごとに計測。そのデータをパソコンに伝送し、「つり荷重」「負荷電流値」「貫入深度の関係性」を解析することで不透水層への着底の判断、根入れ深度の管理をリアルタイムに行える。沖縄県宮古島市の地下ダム工事に初適用。地中連続壁の施工精度が向上し、止水性能が確保できることを確認した。
 これまでの着底管理は、削孔完了後にオーガーを引き抜き、オーガーの刃先に付着した土塊を目視で確認していた。土質確認の確実性があるものの、施工中に不透水層へ到達したかどうかが判断できず、また不透水層への根入れ深度も把握できなかった。

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