工事・計画

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東急レク/新宿ミラノ座の利活用策検討/12月31日閉館、周辺開発動向を注視  [2014年12月17日4面]

31日に閉館する新宿ミラノ座(正面奥)

 東急レクリエーションは、31日に閉館する新宿・歌舞伎町の映画館「新宿 TOKYU MILANO」(新宿ミラノ座)の今後の利活用策を検討する。超高層ビルやホテルの建設が進む歌舞伎町で開発の機運が高まっていることを踏まえ、自社開発や施設・土地の売却など具体的な計画を詰める考え。
 新宿ミラノ座の所在地は、西武新宿線新宿駅東側の新宿区歌舞伎町1の29の1(敷地面積約4000平方メートル)。建物は、本館(SRC造地下2階地上6階建て延べ1万3957平方メートル)と新館(RC造地下2階地上9階建て延べ2949平方メートル)の2棟で構成する。四つの映画館(約2000席)やボウリング場、飲食店などが入る。1956年12月に映画館やスケートリンクが入る「新宿東急文化会館」として開館した。07年以降に東京メトロ丸ノ内線新宿三丁目駅付近で「新宿ピカデリー」「新宿バルト9」と大型の映画館が開館し、動員数が減少。建物の老朽化も含め営業の継続が困難と判断した。
 今後は閉館後も営業を続ける一部のテナントと移転時期を協議する予定。施設の売却や跡地開発についてはテナントの移転後に進められる。東急レクリエーションの担当者は「周辺で進む再開発ビルや宿泊施設の建設で、歌舞伎町の開発機運は高まっている。共同建て替えや再開発の計画が持ち上がれば、解体する可能性もある」と話す。
 新宿ミラノ座東側の隣接地では、アパホテル(東京都港区)が「(仮称)新宿区歌舞伎町ホテルプロジェクト」を建設中。延べ約1万平方メートルの規模の宿泊施設が15年5月にも完成する。アパホテルの建設地東側にある新宿コマ劇場と新宿東宝会館の跡地では、15年春に延べ5万5390平方メートルの複合ビル「新宿東宝ビル開発計画」が完成する見通し。同開発計画地と新宿ミラノ座の間では、イベントが開催できる「歌舞伎町シネシティ広場」を区が整備する予定だ。

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