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太田昭宏国交相、ベトナム建設相と覚書交換/エコシティーなど8項目で協力強化  [2015年1月6日2面]

覚書に署名した太田国交相(右)とズン建設相=3日、ハノイ市で

 【ハノイ=高橋治光】太田昭宏国土交通相は3日、ベトナムのチン・ディン・ズン建設相とハノイ市内で会談し、建設・都市開発分野での相互協力強化に関する覚書に署名した。これまで、副大臣級で進めていた協力関係を閣僚レベルに格上げするとともに、ベトナムのエコシティープロジェクトの推進や国内法制度の整備で協力することなど8項目を覚書に盛り込んだ。2月に副大臣級の会合をハノイ市で開き、各分野について協力の枠組みを具体化していく。覚書に基づく協力期間は2018年1月3日まで。双方が合意した分野では期間を延長できる。
 ハノイ市の国際建設展示センターで行われた会談には、徳山日出男技監や田村明比古航空局長ら国交省幹部も同席。覚書への署名に先立ち行われたズン建設相との会談で太田国交相は、「建設制度の改革やエコシティー、住宅整備などが国交省と建設省の協力により進展していることを喜ばしく思う。開港したばかりのノイバイ国際空港、ニャッタン橋を目にして、さらに協力していこうという思いが強くなった」と協力関係を一段と強化していく姿勢を示した。
 特に、北ハノイで計画されているエコシティープロジェクトに日本企業が強い関心を示していることを挙げ、「日本企業に参画の機会を与えるよう、大臣にサポートしてもらいたい」と要望した。一方、ズン建設相は下水道、住宅開発、建設関係法制度の整備、技術交流、人材育成に関する分野での日本とのこれまでの取り組みを評価。「今後も一層の進展を望む」と述べた上で、都市開発分野での日本企業の投資と人材育成に強い期待を表明した。
 覚書に盛り込まれた協力8項目は、▽建設分野での国内法制度の制度・政策立案と実施▽エコシティープロジェクトの促進▽下水・排水・汚水管理▽人材育成を含む建設産業の振興▽建設工事の積算管理・契約管理・安全管理・品質管理▽住宅・不動産市場の整備▽都市計画・都市開発▽建設・都市開発分野の研究・技術開発。

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