工事・計画

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東京都/浜離宮庭園に迎賓館復元へ/15年度予算案に調査・設計費計上  [2015年1月7日4面]

正面から見た延遼館(当時)

 東京都は、来年度から都立浜離宮恩賜庭園(中央区)で日本式の迎賓館の復元作業に入る。明治時代に存在した迎賓館「延遼館(えんりょうかん)」を復元し、外国からの要人などをもてなす宿泊施設として活用する。舛添要一知事は6日の定例会見で「15年度予算案に延遼館跡での測量や発掘調査、建物の設計費用として約1億円を計上する」と発表した。着工時期は未定だが、2020年までに完成させる見通し。
 延遼館は木造平屋1430平方メートルの建物で、1869年に国内初の迎賓館として竣工。1879年にアメリカのグラント大統領が滞在するなど、海外からの多くの賓客をもてなす際に使われたが、1889年に老朽化によって解体された。
 都内には、国が管理する洋風建築の「迎賓館赤坂離宮」(港区)があるが、舛添知事は昨年3月の都議会で「外国の方々をおもてなしできるような伝統的な日本的な迎賓館があることが望ましい」と表明。2020年の東京五輪で使う競技場が多く建設される臨海部に近く、日本庭園がある浜離宮庭園内に新たに迎賓館を整備することを決めた。
 舛添知事は6日の定例会見で「浜離宮庭園は良い立地にある。東京五輪大会中に臨海部で競技を観戦した方を船でお連れすることも可能だ」と説明。基本的に外国からの要人の宿泊施設として活用することを想定しているが、都民への貸し出しなども検討するとした。

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