企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

コベルコ建機/米・サウスカロライナ州に油圧ショベル工場建設/4月着工  [2015年1月8日3面]

 コベルコ建機は7日、米サウスカロライナ州に油圧ショベルの生産工場を建設すると発表した。生産能力は、当初計画で年産1800台を予定。4月に工事に着手し、12月に完成。16年1月から20トン級の量産を開始する方針。同社は13年から、欧米市場に再参入するための取り組みを進めており、今回の工場建設を機に製販一体体制を整える考えだ。
 再参入を決めた当初から、北米向けの全量を広島県の五日市工場から出荷しているが、現在、年間生産台数が1万0500台とフル生産状態になっている。想定を上回るペースで北米市場の開拓が進んでいるのに加え、国内向けも順調に推移しているのが要因だ。さらに今後、欧州や中近東向けの需要も増える見通しで、生産拠点を北米に構えることで北米でのタイムリーな製品供給だけでなく、五日市工場の負荷を低減する狙いもある。生産メニューは、北米向け20トン級油圧ショベルを予定。特殊機やミニショベルは従来通り日本から供給する。市場開拓の状況を見ながら、メニューや生産台数を順次増やしていく計画。
 15年度を最終年度とする中期経営計画では、北米市場でのシェア7%以上を目標に掲げている。現地生産の開始を機にサービス機能をさらに強化し、部品販売などのアフターサービスも充実させて基盤強化を図る。工場稼働後、将来的にはシェアを10%まで引き上げることを目指すという。
 同社は、神戸製鋼所とオランダのCNH Global N.V.社と結んでいたグローバルアライアンス(全世界包括提携)を12年末で解消して以降、独自に欧米で販売・サービス活動をするための取り組みとして、販売代理店網の強化を進めてきた。14年12月現在の代理店契約数は、北米52社、南米10社と特に米州で着実に販売台数とシェアの回復を実現している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。