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JIA関東甲信越ら/法相に要望書提出/旧豊多摩監獄正門(東京都)の保存を  [2015年1月9日24面]

旧豊多摩監獄正門

 日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部(上浪寛支部長)と同保存問題委員会(安達文宏委員長)、同中野地域会(安達治雄代表)は、「旧豊多摩監獄正門」(東京都中野区)の保存を求める要望書を上川陽子法相に提出した。
 旧豊多摩監獄は、旧司法省に在籍した建築家・後藤慶二(1883~1919年)が設計した。1915年の竣工当時からあるれんが造の正門は、小ぶりだが細部まで作り込まれた作品で、要望書は「日本の近代建築史にとって、最も重要な遺産の一つと言っても過言ではない」としている。後藤は35歳で死去し、旧豊多摩監獄正門が唯一の現存作品。1983年に刑務所が閉鎖された際、日本建築学会などの要望により、正門だけが保存された。
 旧豊多摩監獄の敷地には現在、法務省矯正研修所東京支所が建設されており、17年までに都内にある法務省関連施設と共に立川基地跡地昭島地区(東京都立川市、昭島市)に移転・集約する計画だ。移転後の跡地は中野区に売却。区は小学校を建設する予定だ。
 法務省は正門の保存について検討中としており、要望書では、中野区と共に具体的な保存方法を検討するよう求めている。

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