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大成建設/社長に村田誉之常務執行役員昇格/4月1日就任、大規模プロに意欲  [2015年1月26日1面]

記者会見で抱負を語る村田常務(右)と山内社長=23日午後、国交省で

 大成建設は23日、村田誉之取締役兼常務執行役員が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。山内隆司社長は代表権のある会長に就く。両氏は同日、国土交通省内で記者会見し、村田氏は「王道を歩む。自由闊達(かったつ)に、人が生き生きする環境を創造していく。若さを武器にしっかりやっていきたい」と抱負を語った。
 山内社長は約8年の在任期間を振り返った上で、「懸案事項がほぼ解決するとともに、中期経営計画の目標達成におおむね見通しがついた」と社長交代の理由を述べた。後任に選んだ村田氏については、「社内の人望が高い。不振だった住宅事業を立て直し、経営手腕も確認している」と評価。自身は会長職として「社外の業務を中心に取り組んでいく」と述べた。
 村田氏は、同社を取り巻く事業環境を踏まえ、「仕事が一気に増えている。消化できるかどうか、しっかりと吟味して受注していきたい」と強調。その上で、「生産性の向上が鍵を握っている。時代に合った技術や生産の仕方を考える機会だと捉えている。全社を挙げて取り組んでいきたい」との考えを示した。
 2020年東京五輪関連の施設整備にも触れ、「前回(1964年)の東京五輪の施設に強い思い入れがある。それが建築を志したきっかけだ。もう一度、そのチャンスを与えられた。積極的にやっていきたい」と力を込めた。五輪関連施設に加え、「リニア新幹線など今後の目玉プロジェクトを狙っていく」とも述べ、大規模事業への取り組みに強い意欲を示した。国内外問わず、長期にわたる難易度の高い案件に挑む方針を表明。「五輪後につながる仕事が重要になる。リニューアル分野や海外事業にも意欲的に取り組む。そのための技術開発も進め、力を蓄えていく」と述べた。
 村田 誉之氏(むらた・よしゆき)1977年東大工学部建築学科卒、大成建設入社。09年大成建設ハウジング社長、11年大成建設執行役員関東支店長、13年4月常務執行役員建築総本部長兼建築本部長兼社長室副室長、同年6月取締役。埼玉県出身、60歳。

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