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ゼネコン女性交流会/外環道工事現場で見学会開く/会社の枠超え交流深める  [2015年1月27日3面]

見学会参加者と現場職員で記念撮影

 ゼネコンなどに勤務する女性社員の有志で運営するゼネコン女性交流会は23日、東京外かく環状道路(外環道)のうち千葉県市川市内の工事現場で、作業所見学会を開いた。施工を担当する安藤ハザマが幹事となり24社から67人が参加。会社の枠を超えて交流を深めた。同交流会は11年から半年に一度のペースでイベントを開催。ダイバーシティー(人材の多様化)が産業界全体で注目される中、女性同士のつながりを深める機会として交流会の役割は大きくなっている。
 見学会を開いた現場は、国土交通省関東地方整備局首都国道事務所が発注し、安藤ハザマが施工する「北国分地区函渠その2工事」。外環道千葉県内区間のうち北国分地区(市川市北国分1丁目~堀の内2丁目)の工事で、半地下・トンネル部の道路を築造する。掘削延長690メートル、掘削深さ4・2~13・9メートル、掘削土量12万1300立方メートルで、工期は12年9月~15年5月。
 参加者は、関東整備局と東日本高速道路関東支社が運営する外環松戸相談所で工事概要の説明を受けた後、5班に分かれ、担当者から説明を受けながら現場を見学した。見学会の準備でリーダー役を務めた安藤ハザマ建築事業本部技術統括部構造設計部の大島実穂さんは「ゼネコンに勤務する女性の多くは男性と同じように仕事がしたいと思っている。決して特殊な存在ではない」とした上で、「交流会を通じて若い世代が先輩の仕事ぶりを見て、考え方を聞くことで自身の将来を考えるきっかけになればいいのでは」と話す。
 見学者を迎えた安藤ハザマ関東土木支店の丸木敬一北国分作業所長は「今後、建設現場でも女性や外国人が活躍する機会は増えるはず。女性技術者は男性よりも『頑張ろう』という気持ちが強いと感じる」と指摘。女性社員の活躍の場を広げる取り組みが建設業界で活発化していることを踏まえ、「今はまだ女性だと意識とすることが多いと思うが、周囲に惑わされず、近い将来、現場所長として活躍することを期待している」と目を細めた。
 ゼネコン女性交流会は、形式にとらわれず緩やかに連携しながら、今後も見学会などを通じて交流を深めるきっかけを提供していく。入社1年目で同作業所に配属され、技術者として現場に立つ安藤ハザマの伊集院かおりさんは「初めて現場に足を踏み入れた時、スケールの大きさに圧倒された。見学会で多くの女性に現場を見てもらったことで、赴任当時の感情を思い出した」と話していた。

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