技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

芝浦工業大学、東京テクノ/再生骨材、CO2吸着で品質改善/炭酸化の効果実証  [2015年1月28日3面]

 芝浦工業大学工学部土木工学科の伊代田岳史准教授は、東京テクノ(東京都町田市、松原篤社長)と共同で、再生骨材に二酸化炭素(CO2)を吸着させると骨材の品質が改善する効果があることを実証した。特にモルタルを多く含む低品質な骨材ほど改善効果が高いという。今後、低コストで品質を改善してコンクリート構造物に再利用する技術や、工場の排煙などのCO2を吸着させるプロセスの構築を目指す。
 コンクリート構造物の解体で生じるコンクリート塊(解体コン)は、ほとんどが路盤材に利用されている。解体コンから取り出した骨材を再利用するには、多くのコストとエネルギーが必要なため、再生骨材の利用が道路舗装以外に広がっていないという。
 そこで伊代田准教授らは、コンクリートの炭酸化に着目。中性化促進試験装置で1週間、骨材にCO2を吸着させ、吸水率や密度など骨材性能を測定した結果、解体時に付着していたモルタルとの空隙(くうげき)が減少し、骨材の品質が向上。さらにコンクリートにした時の乾燥収縮を抑える効果があることを確認した。特に多くのモルタルを含む低品質の骨材ほどCO2の吸着率が高く、品質向上の効果が大きいことが分かった。
 再生骨材の品質向上技術について、伊代田准教授と東京テクノは共同で特許を出願。今後は、セメント工場の排煙を利用して炭酸化を行う技術の確立を目指す。

コメント

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。