論説・コラム

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回転窓/豆のぶつけられ役は  [2015年2月3日1面]

 きょう3日は節分。「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆をまく方も多かろう。立春の前日に行われる節分の豆まきは800年代後半、宇多天皇の時代に始まったともいわれる▼お払いをした豆をぶつけて邪気を払い、一年の無病息災を願うという意味がある。鬼にとっては迷惑な話だが、豆まきをすると何だか良いことがありそうな気になるから不思議である▼一家の家長や年男が豆をまいて鬼を追い払うのが本来の姿とされるが、最近はスーパーでもらった鬼のお面を父親がかぶり、豆をぶつけられる役になることも多いようだ。これも時代の流れか、父親の威厳が失われたせいか▼春の訪れはまださすがに暦の上だけだが、長く不況にあえいだ建設業界は、ここへ来てようやく春の兆しが見えてきた。ここらで一つ、業界を挙げて豆まきでもしてみてはどうだろう。誰が鬼の役をするのか、人によって意見が分かれそうだ▼ちなみに2月3日が節分なのは2024年ごろまでで、その先は立春が1日早くなるという。日付が変わっても、お面をかぶった父親が豆をぶつけられるのは変わらないかもしれないが。

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