技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

大成ロテック/路面再生向けに新型施工機/1台で加熱・かきほぐし・敷きならし  [2015年2月4日3面]

チャージャーヒーター車とアスファルトフィニッシャーを一体化した特殊施工機械

 大成ロテックは、既設舗装路面を再生する「ヒートリフレッシュ工法」向けの新型施工機械を開発した。新規アスファルト混合物をダンプから受け取りながら、既設路面を加熱してかきほぐし、新規合材を敷きならす一連の作業を1台で行う。「加熱」「かきほぐし」「敷きならし」を一体的に行うことで、新規合材と既設路面との接着強度が高い新たな路面をつくり出す。同社は今後、路面の耐久性などを検証し、補修工法用の施工機械として実用化を目指す。
 ヒートリフレッシュ工法は、従来の切削オーバーレイ工事と比べて、迅速に施工できる低コストな路面維持補修工法。独自の特殊機械「チャージャーヒーター車」で既設舗装の表面を100度以上に加熱しながら、後部に取り付けた破砕機「スカリファイヤ」で10ミリ程度かきほぐす。その上にアスファルトフィニッシャーで新規合材を20~30ミリの薄層で敷きならす。11年12月に初めて舗装工事に適用し、累計で約1万5400平方メートルの施工実績を持つ。
 今回の新型機は、チャージャーヒーター車とアスファルトフィニッシャーの機能を1台に集約し、「加熱」「かきほぐし」「敷きならし」の三役をこなすのが特徴。かきほぐし直後に敷きならすため、路面の温度低下を防ぎ、既設路面と新規合材とを強力に一体化する。仕上がり面が一段となめらかで緻密になり、新規合材を10~15ミリの超薄層に敷きならすことが可能になるという。
 施工時はダンプトラック、新型機、マカダムローラー、タイヤローラーの4台で構成。機械編成が短いため、生活道路などの補修にも役立つ。同社は従来機(チャージャーヒーター車)と新型機を適材適所に活用し、生活道路から幹線道路など重交通路まで幅広いニーズに対応できる体制を整えたい考えだ。
 同社は、埼玉県鴻巣市の技術研究所構内で試験施工を行った結果、傷んだ舗装が平滑で緻密な路面状況に回復できたことを確認した。今後、路面性状や気候などさまざまな条件下で試験施工を実施するとともに、実道で施工性や耐久性などを検証する予定だ。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。