工事・計画

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JR東日本/中央快速線にグリーン車導入/44駅や車両基地改良、設計着手へ  [2015年2月5日4面]

中央快速線列車のグリーン車増結イメージ

 JR東日本は、中央快速線へのグリーン車導入に向け、駅舎や車両基地など関連施設の改良工事を実施する。総事業費は750億円を見込む。従来の10両編成の列車に、2階建てグリーン車を2両増結して12両に再編成するため、グリーン車運行区間の全44駅と車両基地で12両化に伴う拡張工事を行うほか、線路改良工事などを進める計画。本年度に基本設計に着手。2020年度の導入を目指す。
 グリーン車を新規導入する区間は中央快速線の東京~大月間(全列車)、青梅線の立川~青梅間(中央快速線と直通運転を行う全列車)。これにより、首都圏の主要5方面(東海道、中央、東北、常磐、総武線方面)すべてにグリーン車が導入されることになる。
 計画では中央快速線を運行する列車58編成すべてに2両ずつグリーン車を増結するため、新たに2階建てグリーン車116両を製作する。設備投資額は、車両製作費に約200億円、グリーン券の販売機器類の整備費に約50億円を見込む。施設関係では、駅ホームの延伸や信号設備の改良、配線の変更、車両基地の延伸など、工事全体で500億円程度を想定している。
 冨田哲郎社長は4日の記者会見で「各方面のグリーン車は、通勤時間帯はほぼ満席で需要はかなりある。中央線は利用者が多く、当社の中でも重要な線区に位置付けられるが、これまでは列車の運行本数を増やすことに注力してきた。グリーン車サービスを導入すれば、多くの方々の利用が見込まれる」と述べた。
 列車を運行しながら駅舎など関連施設の改良工事を進めることについては「いくつかの駅で難工事が予想されるが、先行して基本調査を行いながら安全運行、安全作業に万全を期す。既にバリアフリー対応などで駅舎の大規模改良工事を進めているところもあり、今回の工事と一緒に進めることで、作業の効率化やコストダウンが図れる」との見方を示した。

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