論説・コラム

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回転窓/「中小企業団体の歌」に思う  [2015年2月6日1面]

 毎年取材する専門工事業団体の新春賀詞交歓会。冒頭の君が代に続き「中小企業団体の歌」を出席者全員で歌うのが恒例になっている。〈♪国の礎中小企業/精神(こころ)は一つ団結の~〉。高原泰助氏がつづった歌詞を、作曲家・飯田信夫氏の軽快なメロディーに乗せて歌う▼「相互扶助」の精神を発揮し、組合の使命や理想の実現に向けて共に活動する様子を表現したこの曲。高い志を抱いて中小企業者が団結するよう鼓舞する内容になっている▼いささか時代掛かった感が否めない歌詞や曲調ではある。しかし、会員が一堂に会する機会にこの曲をみんなで歌うことで、団体活動に協力して取り組もうという意識をあらためて醸成する。そんな効果があるのかもしれない▼「担い手3法」の一つとして昨年改正された建設業法には、人材の確保・育成に取り組む業界団体などの活動を支援する条文が加わった。〈♪固き盟(ちかい)に結ばれて/希望に燃ゆるこの組織~〉。そう歌う中小企業団体の歌がつくられた時代とは背景が違っても、企業の団結・連携の重要性は変わらないのだろう▼合唱を聞きながらそんなことを考えた。

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