工事・計画

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福岡市/MICE施設整備方針案/ホール機能追加を検討、概算事業費150億円  [2015年2月23日11面]

 福岡市は、博多港中央ふ頭地区(博多区)のコンベンションゾーン内で計画しているMICE関連施設の整備方針案を明らかにした。第2期展示場や宿泊・にぎわい機能などのほか、新たに検討対象として座席数2500~3000席程度のホール機能を追加。追加したホール機能を除く概算整備費は約150億円を見込んでいる。15年度に事業計画を策定し、PFIで行う第2期展示場は16年度に民間事業者を募集、20年度の開館を目指す。
 案によると新たに検討対象に加えるホール機能はMICEの式典や講演会会場のほか、ポップス系音楽を中心としたコンサートなどの利用に対応できる施設。プロセニアム形式で2500~3000席程度の座席のうち2300~2500席程度を固定席とする。
 福岡国際会議場や第2期展示場に移動しやすく、福岡サンパレスの大ホールを運営しながら建設できる位置に検討する意向で、現段階では福岡国際会議場の北側、第2期展示場予定地の西側に当たる位置を想定している。これ以外の施設ではメーンとなる第2期展示場は展示面積約5000平方メートル、延べ床面積約1万平方メートル。可動間仕切りにより展示室は2分割できる構造とする。建設予定地はマリンメッセ福岡の南側の平面駐車場。
 平面駐車場への第2期展示場の建設により不足する駐車場については都市高速道路より南側の用地を主に活用し、分散して再配置する。福岡国際会議場の東側の平面駐車場に約1000台の立体駐車場を建設するなどして地区全体で現在より200台程度多い約1700台分を確保する。
 宿泊・にぎわい機能は福岡国際会議場や第2期展示場に近い位置とし、VIP向けの質の高い部屋を備えた250~300室程度のホテルなどを想定。雨にぬれず施設間を移動できる幅員6メートルを基本とした歩行者デッキ、都市計画道路なども整備する。ホール機能を除く概算整備費の内訳は第2期展示場約45億円、国際会議場東側の立体駐車場約35億円、都市計画道路約25億円、歩行者専用道路や基盤整備などその他約45億円。ホール機能は今後、より詳細な検討を進める中で整備費を算出する。
 整備手法については第2期展示場はPFIのBTO方式を採用。駐車場はPFIなどの民間活力の導入を検討する。道路や上下水道などの基盤整備は市が行う。市では15年度中にMICE関連施設の事業計画と併せてMICE関連施設エリアを含むウオーターフロント(WF)地区(中央ふ頭・博多ふ頭)全体の再整備計画を策定する。WF地区再整備計画は民間事業者から提案を募り、対話を行った上で策定することにしており、ホール機能や宿泊・にぎわい機能、歩行者デッキについては民間提案を踏まえ整備手法や事業スケジュールなどを検討するとしている。

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