論説・コラム

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回転窓/花見ができる環境は  [2015年3月17日1面]

 3月も半ばを過ぎた。朝晩の冷え込みが緩んだのに加え、花粉症の不快な症状が本格的な春の訪れを感じさせてくれる。半月後に迫った新年度を前に進学に就職、転勤など新生活の準備に忙しい方も多かろう▼この時期、日本人として気になるのは、やはり桜がいつ開花するか。日本気象協会の予測によると、今年のソメイヨシノの開花は「平年並みか早い見込み」だそう。今週末に高知から桜前線の北上がスタート。西日本から東日本にかけての広い範囲で満開の桜とともに4月が始まりそうだという▼もっとも、年度末で仕事が繁忙を極め、桜前線の動向など気にする余裕がないという方も少なくないだろう。特に建設産業界では、役所の予算の関係もあって工期や納期が3月に集中しがち。連日の長時間勤務では桜前線どころではなかろう▼ある業界の取材を担当していたころ、長時間労働の是正について各社の担当幹部と話す機会がたびたびあった。会社は違っても結論は大抵同じ「特効薬は見当たらない」というところに落ち着く▼3月にゆっくりとお花見ができる環境になれば業界も大きく変わるのでは。

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