論説・コラム

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回転窓/防災会議から世界へ  [2015年3月19日1面]

 仙台市で開かれていた第3回国連防災世界会議が、18日で閉幕した。メーン会場は世界各国からの会議出席者や報道関係者らの熱気であふれていた▼パブリックフォーラムとして、多数のシンポジウムも開かれた。建設に関連する企画も多く、立ち見が出る会合もあった。興味深かったのは、業界関係以外の参加が目立ったことだ▼宮城県建設業協会らが開いたシンポジウムでは、参加した1000人のうち、半数が一般からの応募だったという。当日は、同協会が発刊している震災記録誌の総集編が全員に配布されており、開会前に熱心に見入っている方を見掛けた。地域に密着した建設業の活躍ぶりを、初めて知った人もいたのではないか▼東北の被災地を回った中学生記者の報告にも注目が集まった。立命館守山中学校(京都府)の正岡碧海さんは、気仙沼建設業青年会を取材。震災後の道路啓開の取り組みを知り、「道路は生命線」ということを実感したそうだ▼同会議がきっかけで東北に注目が集まることは、復興にもプラスに働くはず。参加者たちの思いや気付きが、世界に広く羽ばたくことを期待したい。

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