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ゼネコンの15年新卒採用、4年連続拡大/16年春も8割超が増加  [2015年3月20日1面]

ゼネコン各社の人材採用状況

 ゼネコン各社が新卒採用を増やしている。日刊建設工業新聞社が主要33社を対象に実施したアンケートによると、29社が今春(15年4月)の新卒採用人数を増やし、来春(16年4月)も27社が今春入社を上回る採用を予定していた。東日本大震災の復興事業や2020年東京五輪関連の需要など中長期的な事業量を見通した人員体制の強化を増加理由に挙げる社が大半を占める。即戦力となる中途採用に力を入れる企業も昨年同様に目立つ。33社が今春採用する新卒者は最大で合計3197人(14年比587人増)。4年連続の増加となる。うち技術職は2565人で全体の8割を占める。来春入社はさらに多い合計3403人と見込まれており、好調な建設需要を背景に新卒採用の拡大傾向はしばらく続きそうだ。
 今春の新卒採用者数は、長谷工コーポレーショングループが最多の322人(14年比45人増)。大成建設301人(79人増)、大林組267人(8人減)、清水建設246人(18人増)、竹中工務店238人(43人増)、鹿島184人(71人増)と続く。一方、今月始まった来春の新卒採用活動では、戸田建設が倍増の160人(78人増)、東鉄工業が1・7倍の80人(33人増)の採用を計画している。戸田建設は採用人数を増やす理由について、「受注・工事消化が可能な人員体制を維持するため」(人事部)と回答。他の社でも同様の理由が目立った。
 新卒採用の拡大は、社員の年齢バランスを是正する側面もある。アンケートの回答では「景気の動向に左右されず一定人数を採用することで、人員構成のゆがみを解消する」(西松建設)などの意見が多かった。受注増に伴い、現場に配置するための必要な資格を持った人材を獲得する動きも活発だ。14年度の中途採用総数は13年度より174人多い868人に上った。最も採用数が多かったのは、新卒採用と同じく長谷工コーポレーショングループで、194人(13年度84人)を中途採用した。フジタも44人(32人)、安藤ハザマも31人(3人)などと大きく増やした。中途採用の方針については、「毎年5人程度を採用していく」(ピーエス三菱)、「社員構成比率が少ない年代を採用する」(青木あすなろ建設)という意見もあった。将来予想される事業量や人員構成を考慮し、必要な採用数を安定的に確保するためにも中途採用の重要性が高まっている。

コメント

  • おおたけ より:

    ゼネコンの2015年新卒採用のグラフですがとてもわかりやすくて興味を持ちました。
    2016年~2017年のグラフがあれば比較をしたいのですが、2018~2019年の掲載しか見つけられず、あれば教えていただきたいです。

  • おおたけ より:

    はじめまして。
    ゼネコンの人材採用状況のグラフが見やすいので興味をもちました。
    2016年~2017年のグラフもあれば比較をしたいのですが、
    検索しても見つけられずでした。
    もしあれば教えていただきたいです。

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