工事・計画

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東京都建設局/隅田川周辺を再整備/船着き場新設・更新や民間施設誘致検討  [2015年4月22日4面]

築地リバーフロントターミナルの完成イメージ

 東京都建設局は、隅田川周辺の再整備に向けた検討を始めた。2020年東京五輪の競技場周辺など観光客が集まる同河川沿いの地区を対象に、船着き場の新設・更新や点在するテラスの接続、民間施行による施設誘致などを進める。対象エリアは浅草や両国など4地域。今後、台東や墨田、江東、中央の4区と共同で検討を進めた上で、具体的な整備方針・スケジュールを固める。
 再整備の主な対象地域となるのは都内を通る隅田川沿いで、北側は隅田川神社周辺(墨田区)から、南側は新交通ゆりかもめの芝浦ふ頭駅付近(港区)まで。東京スカイツリーや両国国技館、築地市場など、国内外から来訪者が訪れる観光名所がある一方で、観光客が利用できない立ち入り禁止地区や断片的に整備された水辺の屋外テラスなども点在する。都建設局は、20年東京五輪の開催で観光客の増加が予想されることから、同河川沿いで観光客が過ごしやすい環境を整備する必要があると判断。対象地域を▽浅草エリア▽両国エリア▽佃・越中島エリア▽築地エリア―の4地区に分けて再整備を進める。いずれの地区も周辺で計画が進む開発事業に併せたテラス整備や民間施行による施設の誘致も同時に進める。
 浅草エリアでは、河川・道路・公園を一体とする水辺の広場「北十間川プロムナード」の整備を目指す。浅草と東京スカイツリーの二大観光拠点間で周遊性を向上させるのが狙い。両国エリアでは、既存の船着き場「両国リバーセンター」の機能を更新し、隅田川と両国国技館など周辺の観光施設との動線を強化する。佃・越中島エリアでは、同河川沿いで計画が進む民間開発と併せたテラスの整備を中心に進める。点在するテラスを連続させるほか、夜間照明の設置、橋梁からテラスへのアクセス向上策も検討する。築地エリアでは、東京湾と川、街をつなぐ舟運ターミナル「築地リバーフロントターミナル」を新設する。外国人旅行者に水辺の魅力を発信する拠点にする方針だ。

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