工事・計画

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東京都都市整備局/バス高速輸送システム基本計画策定/6月にも事業者募集  [2015年4月30日4面]

 東京都都市整備局は、都心部~臨海副都心部間に整備する新たな公共交通「バス高速輸送システム(BRT)」の基本計画をまとめた。計画には、今後の事業スケジュールや新橋・虎ノ門・豊洲など停留施設の整備地域、導入する機能などを盛り込んだ。6月にもBRTを運行する事業者の募集を開始する。
 基本計画の名称は「都心と臨海副都心とを結ぶBRTに関する基本計画」。15年度中に選定する運行事業者と協定を結び、運行計画や乗降客へのサービス方法などを検討する。16~18年度に燃料電池の導入や停留所の整備など必要な設備を整える。2020年東京五輪の開催に伴う観光客の増加を見据え、19年度の運行を目指す。京成バスと都交通局が事業協力者として参加している。
 BRTは港区虎ノ門を出発地点とし、臨海高速鉄道りんかい線東京テレポート駅(江東区青海)、中央区勝どき、晴海1~3丁目地区をそれぞれ結ぶ3ルートとなる。五輪後に選手村(中央区晴海)を分譲住宅に改修する工事が完了する23年度以降は晴海4、5丁目地区の旧選手村の住宅地周辺までのルートを追加し、合計4ルートで運行する。1時間当たり最大輸送人数は3ルート合計で2600人、4ルート合計で4400人を想定する。
 基本計画によると、停留施設は都心部で▽新橋▽虎ノ門▽東京▽銀座―の4地区周辺、臨海副都心部で▽勝どき▽選手村▽晴海▽豊洲▽市場前▽有明▽国際展示場―の7地区周辺に整備する方針。付帯施設としてコンビニエンスストアや書店、休息所などの機能を導入し、地域の生活拠点として活用する。
 停留施設の整備地には、高層マンションのエントランス部分など公開空地を活用。整備用地として所有する土地を譲渡できる事業者や管理組合、地権者の募集も検討する。渋滞対策の一環として、BRTの専用・優先レーンや交差点の信号を制御して公共車両を優先的に通行させるシステム「PTPS」の設置も想定している。このほか車両と停留施設は統一したコンセプトでデザインする方針。14年度には多摩美術大学と共同で、色彩のコンセプト案を制作した。

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